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CSRコミュニケーションブック2025 見どころ紹介編

ISHIYAの企業理念「しあわせをつくるお菓子」
そして2020年に掲げた長期ビジョン「100年先も、北海道に愛される会社へ」
これからもずっと100年先も北海道がすばらしいところであり続けてほしい。
そんな想いをお伝えするISHIYAサスティナブルストーリー。

今回は314日に発行した「ISHIYA CSRコミュニケーションブック2025」を、入社2年目を迎える社員と一緒に読み解いてみたいと思います。

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  • パーク事業部 物販チーム ショップピカデリー 平松莉奈さん:写真左
  • 白い恋人製造チーム 仕込み室 千田健人さん:写真右
  • 社長室 広報CSR推進チーム 亀村建臣さん(CSRコミュニケーションブック制作担当):写真中央

表紙.png↑画像をクリックすると本編が表示されます

亀村:本誌は2021年から発行し、毎年ISHIYA6つ約束(安心・安全、コンプライアンス、環境、スポーツ振興、地域社会、雇用・労働環境)をテーマに構成してきました。5年目となる今号は内容を大きくリニューアルし、会社の5つの経営方針をベースに、6つの約束との結びつきを示しました。ところでお二人はこの冊子を読んだことありましたか?

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平松:就職活動の合同説明会で配っていたので、昨年から読んでいます。

千田:今年の説明会でも配っていますよね。たくさんの人が手に取ってくれていました。もう5冊目ですが、ずっと続いている編集方針はありますか?

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亀村:ISHIYAの企業理念は「しあわせをつくるお菓子」ですが、それを達成するために行っている取り組みや会社の現在の状況を「すべてのステークホルダーにお伝えしたい」という気持ちが基本方針です。ステークホルダーの中にもちろんは就職希望者も入っていて、「ISHIYAってどんな会社なんだろう?」と思う方々にも向けて制作しています。

平松:就職活動で本誌の写真を見たとき、何となく、社長や上司と現場社員との距離が近そうと思いました。入社したら会社で自分の意見を言いやすいかもと、という印象でした。

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千田:今回の対談ページもそう思いました。営業部、製造部、パーク事業部のほか、グループ会社の人事総務部の人もいて、部署を越えた仲の良さが表れていて、ISHIYAの特徴がこの対談ページだけで結構伝わると思って読みました。

p07-08/特集:社長×社員対談)

亀村:ありがとうございます。巻頭対談はいつも力を入れて準備しています。それから今回の特徴としては、具体的な取り組みをたくさん紹介して情報量が多くなった点です。

千田:会社がどんな活動をしているかって、なかなか伝わりづらいですよね。5つの経営方針と言われてもピンとこない。でも今号はパッと見てわかりやすく、僕らの現場の活動が伝わる気がして嬉しかったです。

p13-14/経営方針3 「地域と共にオンリーワンな白い恋人パークにする」)

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亀村:商品や店舗のお知らせやPRはメーカーとして当然していますが、会社自体を知ってもらう機会は意外と少ないんですよね。本誌の大きな役割は、「ISHIYA自体の価値」をより多くの人に知ってもらうことだと思っています。

ほかに経営方針と取り組みのページで気になった部分はありますか?

千田:僕はコンサドーレのサポーターなので、仕事目線でなければ完全に「アウェイ戦のパブリックビューイング」です。昨年オープンした「西の町いこいの駅Route148」で、サポーターがずっと求めていたことを実現してくれました。これはサポーター仲間でもよく話題になっています。

p09-10/経営方針1 「北海道に寄り添い北海道を広める」)

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平松:私は経営方針2番目の「日常の中の非日常のお菓子を届ける」のページです。「白い恋人」はお土産のイメージが強く、北海道の方は食べる機会が少ないですよね。でも地域の方々にもっと親しみを持っていただき、普段から“ちょっと特別なお菓子”として手に取ってもらえることを目標にしています。

p11-12/経営方針2 「日常の中の非日常のお菓子を届ける」)

亀村:僕は企業理念の中の「社員のしあわせをつくる」が結構好きで、制服のリニューアル(p12)にもぜひ注目していただきたいです。それから「白い恋人」のサスティナブルパッケージの話題(p14)もぜひ。北海道を代表するお菓子として、おいしさはもちろん、働き方にも環境配慮にも責任を持ち、あらゆる面で誇りを持てる姿勢を大事にしたいと思っています。そういった全部が「会社の品質」につながっていくんですよね。

平松:本当にそうですね。白い恋人パークは道外のお客さまが多いので、私たちの接客がそのまま北海道の印象につながるかもしれないですし、海外からのお客さまにとっては、日本の印象になるかもしれない。そういうことを常に念頭において接客にあたっています。

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亀村:ではもう少し本誌を読み進んでいきましょう。p19は社員同士の対談で、ISHIYAにはいろんな人がいて、それぞれの経験や技術や知見を生かし、その全部をミックスして会社が成り立っていることをお伝えしたいページです。

千田:1人はレストランの厨房勤務でパートから社員になり、途中で調理師免許も取って、今はみんなの相談にものるお母さん的存在、もう1人は立候補制度で店長になった接客のスペシャリスト。ISHIYAはいろんな道のりを経て活躍している人が多いですよね。

平松:年齢や立場に関係なく、成長できる機会があることはすごく嬉しいです。

p19-20/わたしのダイバーシティストーリー)

千田:p23LCA(ライフサイクルアセスメント)のページは数字やデータが多く、細かいところは読めていません。

亀村:確かに少し難しいですよね。これはISHIYAが製品をつくるにあたって原材料やエネルギーをどれだけ使い、輸送や製造でどれだけCO2を排出し、何を廃棄してそのうちどれだけリサイクルできているか、“製品の一生”を示すページです。こうした情報はステークホルダーに報告する責任がありますから。

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平松:宮の沢や北広島の工場周辺に住んでいる方々にとっても、きちんと情報が示されることは安心につながりますね。今は製造が中心ですが、白い恋人パークの施設を中心としたLCAのページも見てみたいと思いました。

亀村:面白い視点ですね、次回に向けて考えてみます。

p23-24/ライフサイクルアセスメントの取り組み)

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亀村:最後に全体の感想やこれからの希望をお願いします。

平松:CSRコミュニケーションブックは本当にISHIYAのことが隅々まで分かる冊子だと思いました。まだ読んだことがない従業員もいると思うので、ぜひ読んでほしいです。他の部署の活動もわかりますし、「自分たちがいる会社はこんな活動をしているんだ」と誇りに思うことにもつながると思います。社内にも社外にも、もっと広がってほしいです。

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千田:僕がいる製造部は普段なかなか表には見えにくいところですが、「この人にもっと表に出て話をしてほしい!」と思う人がたくさんいます。それは接客にも営業にも人事にもいると思います。今後もそういう人たちにスポットライトが当たるCSRコミュニケーションブックであり、またそういう会社であってほしいと思いました。

亀村:ありがとうございました。CSRコミュニケーションブックを毎年発行するには、毎年新しい話題がなければなりません。ですから、本誌を作るのに一生懸命になるのではなく、常にサスティナブルな活動を継続し、新しい挑戦に一生懸命力を注いでいます。これからもその様子をお伝えできればと思っています。

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