Employment
雇用・労働環境
社員のしあわせをつくる。
健康から考える企業経営のススメ。
ISHIYAの企業理念「しあわせをつくるお菓子」
そして2020年に掲げた長期ビジョン「100年先も、北海道に愛される会社へ」
これからずっと100年先も北海道がすばらしいところであり続けてほしい。
そんな想いをお伝えするISHIYAサスティナブルストーリー。
今回は人事総務部で社員の健康増進やメンタルヘルスの推進に取り組む須田はるなさん。
自身が考える「社員のしあわせ」についてお話を聞きました。
須田はるなさん
2022年９月12日、石水社長より全従業員へのビデオメッセージが配信されました。
「私たち自身が健康であることが最も大事なことです。ISHIYAグループは企業理念でもある『しあわせをつくるお菓子』に基づいて従業員が心身ともに健康であることを第一に考え『健康経営』を実践するための活動を会社、従業員が一丸となって取り組んでいくことを推進します」というものでした。
実はこのメッセージが発信されたのは、須田はるなさんのある想いがきっかけでした。
昨年9月に配信された石水社長からのムービー。
全従業員がスマホで視聴することができる。
健康であることって、いいことしかないですよね。
ISHIYAは2023年3月に健康優良法人2023（中小規模法人部門）の認定を受けました。
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考えるものです。企業理念に基づき、従業員へ健康投資を行うことは、活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上につながると期待されているんです（経済産業省HP一部引用）。
だって、病気や精神的な負担でお仕事のパフォーマンスが下がっちゃうのはお互いにとってもったいないですよね。また健康を理由に退職する人もいなくなれば離職率も下がるし、「こういう企業で働きたい」という人たちも増えるかもしれない。
いいことしかないんじゃないかなって。
きっかけは、気なることは「どうにかしたい」の精神。改善するのが大好きなんです。
入社してからは総務関係のお仕事が一番長いんですが、以前は白い恋人パークで販売などの業務にも携わっていました。その後、マーケティング関係の部門に異動になり新製品のPRやCMの制作などもしていました。
総務のお仕事って社員食堂や事務機器のメンテナンス管理、保険の手続きなど社内の潤滑油的な役割ですよね。
ここ数年は社内のコロナ感染対策や社員の健康診断の手続きなど皆さんの心身に関係するお仕事も任されるようになりました。
その中で自分なりに色々調べてみると、健康診断の所見率が少し高いのではないかと感じたんです。他の企業からすると平均年齢も若いのに少し心配だなと。
北海道は都道府県の中でも喫煙率が高かったり、車での移動が多いなど地域の特性があったり。そして、何よりISHIYAはお菓子の会社ですから。お菓子が嫌いな人はいませんし、グルメに興味がある人も多いんです。当たり前ですけど。
だからこそ「どうにかしたいな…」と考えていたところ「健康経営優良法人」という制度があることを知りました。
さっそく提案書を作成し上司に相談したところ、同じく社員の健康管理に課題があると感じていたらしく「やってみよう」ということになりました。
どこの部門でお仕事をしていても「何でなんだろう？」とか、いつも問題意識をもっているというのか、だから「どうにかしたいな…」って今より良くする方法ばっかり考えちゃうんです。改善とか効率化とか好きなんですよね。私、面倒くさがりですから。
社員同士が互いに気遣う環境っていいですよね。
既にメンタルヘルスについては相談窓口を開設して運用をしています。これからは社員食堂をより健康的でおいしいメニューに改良してみたり、社員同士で運動の機会を創出できるようなプログラムを考案していきたいですね。北海道コンサドーレ札幌さんと一緒にカーリングやバドミントンをするイベントとかも面白そうだなぁなんて想像しています。
健康経営優良法人って「取りました！いいでしょ！」ではなくて、これが始まりなんです。これをきっかけに社員が自身の健康を気遣い自発的に行動できるようになったらいいですね。でも社員の皆さん自身のマインドが健康じゃないと周りの人の健康にも気づかないじゃないかなって思っています。
私一人で「皆さん、健康になりましょう！」なんて言っても限界があるじゃないですか。最終的には皆さんがお互いに心身の健康を声かけ合えるような雰囲気になればいいなと。そこがゴールですかね。
でもまた「どうにかしたいな…」ってこと、みつけちゃうんでしょうね。
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